実家に持ち帰った本がようやく読み終わったので紹介。

- 作者: 紅玉いづき,HERO
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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11月22日、いい夫婦の日に、わたし達は青春のまま、離婚をする。
同じ名字に、同じクラス。春に進学したばかりの八木商業高校で、偶然に出逢ってしまった“佐古野”郁美と“佐古野”灯馬。すぐにクラスメイトから「夫婦」とはやしたてられるようになり、憂鬱な日々を過ごしていた郁美だったが、ある日、灯馬のアイディアで、ふたりは夫婦の秘密を共有することになる――。
星海社ウェブサイト『最前線』にて“いい夫婦の日(11月22日)”に公開され、イラストを担当したHERO自身のコミカライズでも話題を呼んだ表題作に書き下ろしを新たに二篇加え、ついに単行本化。
今、スマートフォンを通じて掌(てのひら)の中にある恋を描いた、紅玉いづき×HEROのタッグで贈る最新作。
ネタバレしない程度にツラツラ書いていきます。
この本ではエピソード(章)が3つあり、それぞれが「アプリ制作」「Twitter bot」「グルメ画像投稿」がテーマとなっています。それぞれが同じ学校の、別々の時期と人のストーリーが展開します。基本的には最初のエピソードが残りのエピソードに影響を与えています。
最初のエピソードは「青春離婚」というタイトルに合った終わり方、次のエピソードはぼっちらしい思考がたまらなく好きで、最後のエピソードは料理を通した兄弟観(?)が微妙な感じでした。
全部を通して面白いと思ったものの、「これ、スマートフォン関係あったか」と言われたらなんか微妙、というか最初と最後のエピソードは要らなかったのではという感じがあった。
もう少しテーマに合った構成にして欲しかった感じ。