Webデザインをやり始めて10年、最近になってやりたいことが変わってきているような気がする。
少なくともWeb系に行きたいと強く思わなくなったかなという気はする。
そもそもからして何でWebデザインをやろうと思ったんだろうと記憶を掘り起こしてみると、どうも子供の科学が原因らしい。
小学生2年生ぐらいの時に読んだそれの読者コーナーで当時中学1年生の投稿者が「最近Webサイトを作ってみました!難しいですね!」みたいなことを書いていたのを読んで「それぐらい僕だってできるよ!」と謎の闘争心が湧いたのがきっかけだったと思う。
それでWebデザインをやりたいやりたいと駄々こねた結果、何かと物を買ってくれる兄がホームページの作り方を書いた本を買ってきてくれました。
また、ASUSのEee(ネットブック)があったのでしばらくそれを使ってやってました。
できるホームページ HTML&CSS入門 Windows 7/Vista/XP対応
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ただ、それだけだと味気がなかったのでJavaScriptのコードをネットで拾ってきたり、Flashの体験版をインストールしてアニメーションをサイトに埋め込んでたりしてました。
当時存命だった父も僕がやり始めたのを見て勉強し始めて「どうだ、すごいだろ」と見せつけてきてなにそれと競争していました。
思い起こしてみれば懐かしい記憶です。今となってはそういうわくわくすることがなかなか無いので僕の中で一番輝いていた時期だと思います。
さて、そこから今までウェブからただ情報を集めるだけになってサイトを作らなくなりました。サイトを作る気もなかったです。
何を発信しろと、何もない僕にどう興味持ってもらえと、そう自己否定の6年だったのであまりやろうという気分ではなかったです。
それでも情報収集は欠かせず毎日やり、気になる技術があればコードを書き、CMSが普及し始めればサーバーとドメインを借りて立ち上げてみたり、HTML5やCSS3やjQueryが登場すると時代に乗り遅れるものかと勉強していました。
今Webデザインをやるとなんかダサい気がするというデザインセンスが無いことに気付かされたりします。
一方で何に興味を持っていたのかというと「ライトノベル」と「イラスト」です。
漫画は読むけど買う程でもなかったのでそういう本に興味は持っていなかったのですが、兄が買ってたソードアート・オンラインを読んでからライトノベルに興味を持ちました。
同時に綺麗なイラストだ、イラストだけを描くイラストレーターっていう職業もあるんだという驚きがありました。
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それから本屋に行って続巻を買ったり、新たにラノベを探し求めて本屋を回ったり、原作がラノベと聞くとアニメを見たりして中学高校と話ができる友達と会話が止まりませんでした。今にして思えば中二病というか、典型的なオタクだったですね。
途中、書く(描く)側に興味を持ち作家になるための本を買ったり、イラスト描けるようになりたいなとひたすら絵を書いてた時期もありましたが、どれも挫折しました。
僕はどう考えてもそういう分野では消費者側だよなぁと思いつつも、未だに小説を書くことを諦めきれなかったりします。
一つ、勘違いされないように付け加えておくならば、小学校の頃から図書館が家に近くになったので毎日通ったりするほどの読書家でもあるのでただのオタクではないことをここに書いておきます。好きな小説は「エイジ」や「ホワイトアウト」です。
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ちょっと前置きが長くなってしまった。そろそろ終わらせよう。
それで、大学生という人生の分かれ道のような歳で僕は何をやりたいんだろうと思う。
Webデザイン?違う気がする。そもそも面白そうだからやってみただけでWebに興味を持っていたわけではないから。
作家?それもそれで違う気がする。現実を見てなさすぎる夢だと思う。
人工知能の開発者?多分それが近いのかもしれないし、遠いのかもしれない。
小説を書き始めた頃にファンタジーやSFが流行っている中、真っ先に開発者が倫理観を持ちながら理想の人工知能を作るという内容の小説を考えるほど興味を持っていたのかもしれない。
それ以外?僕が本当に何やりたがっているのか僕自身よくわからない。だって飽き性だから。
ただ、今は一つ目標があって、それはSNSを作ってみたいということだ。
【目標】ちょっとしたSNSを作る
— køłükū (@koluku) 2016年3月18日
「大学SNSとかあったら面白いのに」というSkypeでの会話をきっかけに作ろうと思いました。まるでFacebookの創業期の話みたいだ。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
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それでPHPとか勉強するようになっています。考えるのはそれからでも間に合うだろう。
やりたいこと、一体なんだろうな。
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そういえば10年ぐらい前に「君って典型的な大器晩成型だよねぇ、おじさん期待しているよ」と親戚に言われて僕ははたしてそうなのだろうかと当時思いました。
期待されてるのかな、今はそう思いたい。